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第6次モンゴル遠征釣行記
■9月9日(月) ”もう帰ろう”動議も出た最終日、ついに待望の1匹が・・・
近づく雪雲、遠くの山には雪がうっすら
民族衣装のデールはかなり重厚
真新しい狐の足跡も
朝テントを出ると雪がぱらつき、遠くの山は冠雪。寒いので、運転手もモンゴル人の服である「デール」を着て出てくる。
天気が悪くなっていて帰りの道が通れなくなる懸念がありウランバートルへ戻りたいという意見や、戻ってもやることがないので釣りをしたいと纏まらず、最終的には多数決で決めることで、目をつぶって挙手。挙手時に「衣擦れ」の音で誰が手を挙げたかある程度予測できたが、寝返った人が出て、結局4対3で残ることになる。すぐに自分が寝返ったとゲロもあり。これまでタイメンは不発でやや欲求不満となっていたが、この残留が我々に希望を与えてくれることになる。
テント生活も長くなり皆疲労感も出ているところであるが、そこは最若手48年組の村上さんと私の二人は勇躍下流に釣りに出る。釣れなかったもののこの勇気ある行動が、タイメンの希望にさらにつながっていく。
午後は車で下流へ向かい、釣りガイドがここから入るとしたところは、既に48年組が釣り下ったところでさらに下流を目指すことになる。そこから分かれて釣り下る。狐の足跡もある。どんどん釣り下りタイメンが住んでいそうな絶好のポイントがあるも当たりはない。そのすぐ下流で皆合流し終了としたが村上さんだけが来ないので呼子で呼ぶも現れない。しばらくして出てきたが不発とのこと。
そこから帰途に就くが、戻る途中の先ほどの絶好のポイント(ここは村上さんも10回ほど投げたところ)に先に村上さんが投げると一発で魚が掛かり、これが待望のタイメン。全員の見ている中でのたうつタイメン。はらはらどきどきのシーンである。これまで何回も同じ場所で投げて釣れなかったのに何故か?きっと時間帯であろう。ちょうど夕まずめにかかってきたところである。スヘーが手助けしてやっとランディングし記念撮影。サイズは90cm。スヘーによるとこの川では最大クラスらしい。村上さん以外の何人かもレンタルタイメンで写真撮影。
やはりタイメンには風格が感じられる
ルアーはZANMAIのファット85
回復にたっぷり時間をかけてリリース
ガイドのスヘーに感謝の握手
スヘーはその後村上さんのことを「ラッキーボーイ」と呼び始めた。一番喜んだのは誰か?ガイドのスヘーか。スヘーは釣りが終了した時点で、タイメンが釣れなくて「アイムソーリー」と言って謝っている。勿論山中さんはすかさず、「ドントワーリー」と。
この1匹のタイメンは村上さんだけでなく、関係者全員に「よかった」「よかったね」という満足を与えてくれた。皆をハッピーにさせた貴重なタイメンである。もしタイメンが釣れなかったら後味は全く違ったも のになったであろう。
ここで我々の釣行も完全に終了と思っていたところ、夕食後タイメンの釣れたポイントへフライチームが夜釣りに行くと。すぐに帰ってくるかと思っていたが、なかなか戻ってこない。その分私のウォッカの酒量が増えるがやむを得ない。心配なので寝ていられない。11時になって戻ってきたが、永井さんの55pのレノックで終了とのこと。永井さんは星明りの中で、自分が作成したネズミフライで釣れ十分満足満足と。
星明りの中、自作ネズミフライでキャッチ
酒量が増えた釣行最後の夜
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