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第7次モンゴル遠征釣行記
■9月14日(水)
カラマツ林に囲まれたシャルガ川、ジャル川へ
背後に3000m級の山が連なるジャル川の水は冷たい
この日は、カラマツ林の中を縫うように流れる川での釣行。タイメンよりもグレイリング、レノックが期待できるそうだ。
午前中、シャルガ川沿いの遊牧民ゲルを訪問する。釣りガイドのトメンの知人とのこと、家族全員で我々を手厚く歓迎してくれた。
まずは牛乳に茶葉を入れたミルクティ、すこし塩味。そのあとウルム、チーズなど自家製の乳製品がどんどん出てくる。昔チンギス軍の兵士の携帯食にも使われていたというアーロールは硬い乾燥チーズ。口の中で次第に柔らかくなり味が広がる。皆、気に入ったようだ。
女の子(小学校低学年らしい)には、野間さんがたまたま日本から持参していたアーモンドチョコレートを進呈、たいそう喜ばれた。温かい歓迎と、ほとんどの食料を自家生産する遊牧民の生活文化に触れながらの会話は印象深く良い思い出となった。
遊牧民のゲルでは数々の乳製品で歓迎してくれた
遊牧民の子供と一緒に記念写真
そばの川を見下ろすと50〜60cmのホワイトフィッシュ(とガイドが教えてくれた)が10匹ほど群れている。ルアーが届きそうもない崖下なので釣るのはあきらめたが魚は多そうな川だ。
そこから30分ほど上流に走ったポイントで竿を出す。深みでは頻繁にライズも見られ、小型ミノーを投げると何回目かにヒット。魚のサイズの割に引きは強いので慎重に寄せると良型のグレイリング。
以前に釣ったアムール水系のものとは種類が違うようだ。背ビレも立派だし魚体も美しい。
ガイド曰く、馬が渡れるなら車も渡れるらしい。
シャルガ川の丸々と太ったグレイリング
ジャル川を釣り上がるがヒットはなかった
その後ジャル川に向かう。次第に山岳地帯に入っていく。カラマツ林に挟まれたきれいな川である。深みがあまりなくガイドが言うにはグレイリング中心のようだ。上流、下流に分かれ、各自自由に釣り歩く。釣り好きダドゥはフライで攻める。2時間程たっても誰にもヒットはない。
森に立ち入ると赤いベリーがいっぱいで採り放題。釣りはしばし休憩しベリーでビタミンCを補給する。オオカミらしい足跡があり、これ以上単独散策を続けるのは控える。
森の中はベリーが最盛期
ゆっくり時間をかけてランチ
ボリュームたっぷりで胃も疲れ気味
持参の愛用コーヒーで至福のひと時
コックのエンジーのおかげで釣りから戻ると温かい食事ができているのは嬉しい。この日のメニューは羊のバーベキュー。贅沢なランチをゆっくり味わう。
夕方は、ジャル川、シャルガ川の合流地帯でタイメンを狙うもあたりは全くなし。
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