活動記録
 
 
     
  KFC秋のハイキング  
堤 秀夫(47年卒)
今年のKFC秋のハイキングは、「箱根山を歩き、その夜は近くの真鶴に一泊し海の幸を味わう」という初の泊りがけイベントとなりました。
好天に恵まれた11月21日(金)朝、参加者5名が小田原駅に集合、バスで芦ノ湖へ向かいました。
参加者は幹事の増田さん、高山さん(40年)、白川さん、村上さん(48年)、堤(47年)です。
 
芦ノ湖箱根園でバスを降り、ロープウェイで駒ヶ岳山頂に向かいます。歩けば半日かかるかもしれないところを20分程で到着。KFCハイキングにはハードな行程はないと聞いていたので初参加の私も安心です。
駒ヶ岳山頂は海抜1,356m。 釣りで馴染みの相模湾、伊豆半島、駿河湾も眼下に一望できました。今年の箱根の紅葉は平年よりも一週間ほど早かったとのことで、山頂付近はほとんど葉が落ち、赤い実のついた木だけが目立ちます。
 

駒ヶ岳から隣りの箱根最高峰の神山を目指しスタート。神山までは、一旦下った後、今回のコースで唯一の登りと思われる急坂が続きます。私にとってはハードに思えるのですが、増田さん、白川さんは、普段から良く歩いているそうで、その軽快な足取りには感心します。写真担当の村上さんも前に行ったり後ろに回ったりと元気です。
1時間ほどで1,438mの神山山頂に到着、ここで昼食休憩です。残念ながら、周囲の木で展望はあまり良くないのですが、青空のもとで美味しい食事ができるだけで充分です。

 
神山からは急坂の下りが続きます。下りの方が足を痛めやすいと聞いていたので一歩一歩慎重に足場を決めながら歩きます。だいぶ下ったあたりでもすでに落葉していて殺風景な色合いの山道の途中、赤い実をつけたナナカマドだけが、唯一鮮やかで、写真スポットとなりました。
 
更に下ると大涌谷の噴煙が見えてきました。近づくにつれて硫黄の臭いが強くなってきます。良く見ると足元付近でも小さな噴煙が出ていて、まさに火山の火口を歩いているようです。
登山道の先を見下ろすと大涌谷周辺が観光客で大混雑しているのが見えます。混雑地帯を早々に擦り抜け、更に下ると、ようやく紅葉中の標高まで辿りついたようで、周囲は黄金色に色づいたブナ林となりました。観光地箱根にもこのようなブナの原生林が残っていることは驚きでした。足元には何種類かのキノコも生えていて、キノコ狩りが得意の白川さんから「チャナメツムタケというキノコで食べると美味しい」等々いくつかのレクチャーを受けました。
ブナ林の散策を終え、3時過ぎにハイキング終了地点の大涌谷ロープウェイ乗り場に無事到着。そこからケーブルカー、登山電車、JRを乗り継ぎ、夕刻には宿泊地の真鶴に到着しました。
 
宿は真鶴漁港近くの料理が評判の旅館です。美味しい魚料理を堪能し、釣魚会時代の思い出などで盛り上り、その夜は、適度な疲れとお酒のおかげで熟睡しました。
 
当初、2日目は熱海の十国峠ハイキングの計画になっていたのですが、全員一致で予定変更。楽そうな真鶴半島散策と熱海の起雲閣などの史跡巡りハイキングになりました。意外だったのは真鶴半島の原生林の巨木と野鳥の多さです。ここは地形的に渡り鳥の休憩地になっているそうで、いろいろな鳥の姿や鳴き声に、野鳥ファンでなくても楽しめた散策コースです。
結局、この日もいろいろ歩き回り、歩数計は前日に引き続き2万歩近くまでカウント、健康に貢献したことが感じられる2日間になりました。幹事の増田さん、高山さん、ありがとうございました。
         
 

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