モンゴル第5次遠征報告 〜 オノン川のタイメン釣行と花の宝庫散策 〜
オノン川を見渡せる高台にて (右側3名はドライバーと釣りガイド)
目的地は東モンゴル。かつてチンギスハーンがモンゴル帝国を興した地とされているビンデルのツーリストゲルがベースキャンプ。そこから更に北上しロシア国境近くのオノン・バルジ国立保護地帯にある花の宝庫を散策、並行して流れるアムール川水系のオノン川、バルジ川でタイメンを狙うという計画です。ウランバートルから未舗装路を北東に数百キロ、ビンデルまでは2日掛かりの行程です。ビンデルのゲルに3泊。釣りは実質2日間の短期勝負でした。 しかし自然相手は難しい。初日の朝こそ釣りになったものの、上流での大雨の影響で次第に川が増水。 2日目は、魚がどこに消えたのかアタリすらありませんでした。結局目的のメーター級タイメンには巡りあうことができませんでしたが、釣り初日の朝いきなりヒットした80cmクラス1本と、レノックやパイク系の魚など何本かに遭遇できたことに満足すべきなのでしょう。1日ずれていたら釣果ゼロだったかもしれないのですから。
私にとって初のモンゴル遠征。普段は海の釣りがメインなので、「どんな道具を揃えれば良いのか、ルアーにしても揃えるには結構なコストとなりそう・・」などど手探り状態で準備開始したのが6月初旬。 そんなおり、かつてモンゴル遠征に参加した杉山先輩(42年卒)から頑丈なロッドケース、細谷先輩(42年卒)からは実績付きのたくさんのルアー、簑島先輩(43年)からはこれまたメータータイメンの実績があるロッドなどなど、心強くなる道具類が「預けておくよ」というありがたいお言葉とともに届き、タイメンを釣ってみたいという気持ちを後押ししてくれました。 そして、満足のうちに遠征を終えた今、先輩方がこれまでの遠征で培ったノウハウやモンゴルの人達との繋がりを少しづつでも広げるべく、早くも来年の遠征計画に思いを馳せています。