活動記録
 
 
     
  南房総のイサキ釣行  
浅井照夫(48年卒)
7月2日(土)の午前11時に千葉県館山バイパスのバーミヤンに集まったのは旬の梅雨イサキを食べたいと言う7名の釣師。柿原(43)、松永(44)、堤(47)、村上(48)、上西(49)、中村(村上氏釣友の塾OB)の各氏と筆者・浅井(48)と言うメンバーでした。
各自腹ごしらえを終えて布良港・仁平丸の乗船場には12:20頃に到着。
船長に聞いたところ我々の予約が早かったので乗合料金で貸切にしてくれたとのこと。16名定員に7名のみと大名釣りとなりました。(ラッキー)
ここの船長とは10数年の付き合い(回数は大したことはありませんが)ですが、本当に気の良い物静かな船長で、HPに掲載する釣果を気にしてプレッシャーを掛けてくるどこかの船宿とは大違い。ノンビリと釣りを楽しみたい方にはお勧めの船宿です。

全員の準備が終了し12:45頃には出船。釣り場は航程僅か10分ほどの真沖です。指示棚は海面から15m。アミエビ・コマセにバイオベイトの付けえさをハリに刺し、セオリー通りに18mまでビシを落とし数回コマセを撒いて15mで待つ。すると間もなくギュ〜ンという独特のアタリが到来。
引き味を楽しみながら取り込むと30cm級の良型イサキ。いつ見てもイサキは「ザ・魚」と言う姿と潤んだ瞳が可愛いし、何よりヌメリが無いのが一番。
暫くは空振り無しが続き25cm級のアジも混じってツ抜け達成。周りの人も順調に竿を絞っている様子に幹事役としては一安心しました。
しかし好事魔多しの例え通り突然アタリがピタッと止まりました。14時前から15時半過ぎまでの二時間は全くといって良いほどアタリの無い時間帯となりました。小生も途中で釣れた小アジをエサにヒラメかハタでも来ないかと根魚の仕掛けをおろしましたが、一度だけ小アジが逃げ惑う感触があっただけで食い込みのアタリは無し。やはり中層も底(と言っても25〜6mですが)も潮が止まってしまったようです。
周りの人たちも粘り強く誘いを繰り返していましたがなかなか釣れません。周囲に見える僚船も散開しており、群れが固まっていないようでした。だがハッピーアワーは再び到来しました。
梅雨時のイサキは美しいし、旨い・・
最初のひと流しで良型6匹!
曇り空で絶好のイサキ日和
 

沖上がりの17時をイサキ君は考慮してくれたのか、16時前からまた食いが立ってきました。型は開始直後ほどではありませんが25〜30cm級が食い始め、ダブル、トリプルも交えて皆さん数を伸ばしお土産の確保が出来たようでした。
 

  小生は途中からハリス1.5〜1.7号と言うイサキの細仕掛けは扱いが面倒(手前マツリが多いのと、魚を取り込むときに糸が滑って良く船べりでバラす)なので、途中から3号x4.5mのタイ・イサキ仕掛けに変え、外道欲しさにウマヅラの猛攻は覚悟の上で先バリにオキアミを付けました。
また、コマセカゴをシャクルのにも疲れてきたので得意の置き竿にしていました。船の揺れによるコマセワークが丁度良いのか、小生には置き竿の方が良く釣れる感じです。
会心の外道に嬉しさ一杯
 
そして16時少し前、ついに運命の時が来ました。置き竿の穂先が勢い良く突っ込んだので急いで竿を握ると強烈な引き。最近混じり始めたシマアジか、とも思いましたが重厚な引きにマダイと直感。慎重な遣り取りを開始しました。しかし仕掛けを3号ハリスに変えていた安心感で少し強引に対応しました。コマセカゴを回収した最後の瞬間、魚が船下に入り少し心配しましたが見えてきたマダイの大きさにびっくり。なにしろ水深15mの浅い棚でしたから。何とか玉網にも無事収まり船中に取り込んだときには安堵感が訪れました。釣れた瞬間は60cm、2.5kgくらいかな、と思いましたが、家に帰って検量したところ52cm、1.7kgでした。産卵が終わりまだ回復しておらず少し痩せているタイでした。
それでもイサキ釣りの外道ですから嬉しい気持ちで一杯です。
 
そして17時5分、沖上がりの時が来ました。道具を片付け約10分ほどで帰港。釣り場が近いのは楽チンで助かります。また、天候も終日曇っておりごく僅か雨がぱらついた時もありましたが、この季節の釣りとしては肉体的には非常に楽で助かりました。
帰路、館山道の交通事故の影響も大きくは無く、無事一日が終了しました。
三度目の正直、
マズマズの釣果でした
 
追記
今回の釣行は、5月14日に予定されていたイサキ釣行がシケで中止となり、その翌週の5月21日にやはり大シケで布良地区が出船できず千倉・千田港の第一かどや丸での有志会を経て三度目の正直で当初予定していた南房・布良にて実施することができました。
途中、皆さんの様々なご協力を得て何とか実施できたことにお礼申し上げます。
来年、またイサキ釣行を例会として開催するとしたら天候が安定する6月にした方が良いと思います。
5月は月間気温上昇の幅が一年で一番大きいため南西風が吹く日が多く、この風に弱い南房総
お世話になった仁平丸船長を囲んで記念撮影
 
地区は出船出来ない日が多いようです。特に今年は週末に集中し、大震災で客足の減った船宿には弱り目に祟り目だったようです。
                                                        以上
 
     
 

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