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椿丸アマダイ/カイワリ五目釣り釣行記(2009年12月22日) |
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記内 康明(43年卒) | ||||
参加者9人(敬称略):岡田、横田、渡邊、柿原、松永、岩井、 矢ヶ崎、馬場、記内 12月22日、逗子小坪港から釣り船椿丸で出漁した。対象は本命アマダイ、カイワリの五目釣り。ポイントは船で約一時間行程の館山沖100メートル深場狙いの五目釣りである。天気予報は晴れ、気温は2-10℃との事であったが、家を出る時の外気温(東京/練馬)0℃、出港の時は足先がジンジンする冷たさであったが、日が登るほどに暖かくなり、汗をかく程の好天気となった。開口一番岡田先輩から、今日の本命であるアマダイ、カイワリを一番釣った人はレポートを書いてもらうとの話が有り、筆者が謀らずも運悪く(?)アマダイをゲットした為、このレポートを書く羽目となった次第、まずは悪文をご容赦願いたい。 今回は私にとって3回目の出漁である。一回目は、今年1月16日の同じくアマダイ/カイワリ対象の五目釣り、6月10日のプランド鯖、あじ狙い、そして今回である。第一回目は本命のアマダイ、カイワリは釣れず涙したが、今回はリベンジ、期待を大きく膨らましての出漁である。 |
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出港時は足先がジンジンする冷え込み |
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岡田先輩からルール(?)の発表 |
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椿丸の良いところは、氷、餌、飲み物、タオル、電動リール(有料)、竿、120号ビシ、仕掛け(2個以上は有料)等々が準備されており、手ぶらで行っても差し支えない事である。又アシスタントとして中乗りさんが一人乗っており、オキアミの補充や、お祭の際のアシスト等、あれこれ面倒を見てくれるので、初心者でも安心して釣りが出来る事である。加えて昼時のカップヌードルのサービス、帰港後の事務所でのおにぎりのサービス、一夜干しのイカのお土産等、他では見られないサービスが椿丸の人気を呼んでいると思われる。 7時過ぎ小坪を出港、現地まで約一時間、波しぶきを避けるために、船室や、小道具小屋に集まり肩を寄せ合う訳であるが、日頃喋ったことのない連中とのおしゃべり、捕らぬ狸の皮算用、大物が釣れることを期待してのワイワイガヤガヤ、ある人はビールを飲み始め、某氏は温める仕掛けの付いたカン酒、かく云う私は焼酎のお湯割りをチビリチビリと戦いの前の楽しい一時を過ごす。前回は船酔いで酷い目にあったが、今回は準備万端、トラベルミンを飲んでいた為船酔いすることもなくポイントに到着。 |
大物に期待が膨らむ3名人 |
皮算用に話が弾むひととき | ヒメに奮闘中の矢ヶ崎さん | ||||
船頭さんの合図と同時に、120号ビシにコマセ(アミ)を入れ、オキアミ餌(2本バリ)を付けて投入、いよいよ戦闘開始である。船頭さんから水深103メートル、アマダイ狙いは棚1メートル、カイワリ狙いは棚2、3メートルとのアドバイス。最初の内は潮の流れも強く、棚を取りずらく感じたが、15センチ程のレンコダイ、30センチ程のゴマサバが掛かってきた。お隣さんも大きめのレンコダイを一荷で釣り上げる等、周りの連中も釣れ始めたらしく、船頭さんがマイクで、「ハイ、レンコダイが釣れた。ハイ、カイワリが釣れた。今度はウマズラが来た、これは大きい!」等々。 声が流れるたびに、こちらが釣れるのは、小さなメバル、赤いさき、それにヒメ等の外道ばかりと少々焦り気味。そのうちにかなり引きの強い魚が掛かったので、アマダイかと期待したが、30センチを超すチカメキントキ。アマダイよ、お前は何処にいるのだ・・・。
12時近くなって、今までヒメの場合コツコツとかすかな当りであったのが、底まで下ろして、一回しゃくり上げて、ゆっくり下ろした瞬間、ガツンと強い引きがあり、上げてみるとこれが何と何と40センチ程のアマダイ!夢に見たアマダイが釣れたのだ。その後二匹目のドジョウならぬアマダイよカイワリよと狙うものの、相変わらずのヒメばかり。納竿の時間となり(2時)ジ・エンド。何時もながら、もうちょっと長く釣っていたいと思うのは私だけか。 |
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予想外に美味だった赤イサキと渡邉さん |
狙いどおりのカイワリと岡田さん |
待望のアマダイと筆者 |
この五目釣りは魚探を見ている船頭の指示で、底より1メートル、又は2,3メートル上の棚を探るのだが、当りは向う合わせ、上がってくるまで何が釣れて来るかは神のみぞ知る、運が大半の釣りである。しかも電動利用の為、釣れた時の当り以降は、引きを楽しむ事も出来ず、本来の釣りとはちょっと異質の釣りの感じがしないでもないが、いろいろな魚(約10種類)が数多く釣れるのでこれはこれで楽しい釣りである事も事実。後日船頭さんのブログでは、22日当日は潮が動かず、うねりが高く苦戦とあった。(船全体ではアマダイ一匹、カイワリ3匹、その他多数) 釣れた魚は、サバは味噌煮(日本酒熱燗)、メバルは刺身(純米吟醸)、レンコダイ/チカメキントキは切り身を一部はソテー、シチリア風に(白ワイン)、一部は中華風あんかけ(紹興酒熱燗)に、本命のアマダイは横田先輩の教えに従い、二枚に下ろした後、半身はこぶしめ、残りの半身を一塩した後 |
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の一夜干し(純米吟醸酒)と、どの魚もそれぞれ持ち味があり、2,3日掛けて一杯やりながら美味しく頂いた。「ひめ」のみは南蛮漬けにし、正月の我が家のおせちの片隅に乗る予定である。船頭さんからレポートを書くご褒美として差し入れて頂きた純米吟醸酒「浦霞禅」は全ての料理に合い、飲ンベエの私にとっては何よりの収穫であった。今回も釣れなかったカイワリは、次回のお楽しみに残しておきたい。 釣った魚は食べられてこそ成仏する。今回私に釣られた魚は全て我が家族の胃袋に収まり、天国に行ったと確信している。 |
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帰港後、船宿で楽しい釣り談義 | ||||