活動記録
 



モンゴルへ行ってきました

松村 陽子

モンゴルへ行くけどいっしょにいかない?と誘われて行って来ました。自発的には行かない国だろうと思っていたのでこれを機会に・・・
といった安易な考えからの旅でしたがいろいろありました。

 

気候
行った所は標高1800m位の高地!ゆるい頭痛がしました。
明け方は東京の1月の朝と同じくらいの寒さ。それから日が高くなるにつれてじわじわと気温が上がってきて昼には東京の7月の昼と同じくらいの暑さ。
そしてゆっくり気温は下がるけれど日が沈むのは夜の10時過ぎ。
そうするとまた一気に気温が下がってストーブに薪をくべるようになる。 
強い日差しと強い風。人間の体は寒暖差と日焼けと肌の乾燥との戦いでした!(負けた)

天気
めったに雨は降らないそうですが私たちの行った日は雨が降ったり曇りの日が多かったりでした。
乾燥したモンゴルでは恵みの雨なのです。これで草が育ちます。
すごい夕立があった日に、おどろくほど大きな稲光を見たときは正直怖かったです。
子供のお絵かきに出てきそうなギザギザなんです。
雨上がり後のお約束の虹もとても大きかったです。雲が出ていることが多かったので美しい星空を拝むことはほとんどできませんでした。
(田舎の星空と変わらないので感動はできませんでした(月も出てたしな〜)

 

植物観察の二人
(右側が筆者)

土地
見渡す限り草原・・・真ん中に二本の轍(わだち)がず〜っと続きます。
遠くに見える山は大きな岩でできています。わずかに生えている木は北側の斜面にしか育たないそうでおかげで方角がよくわかります。
空はとても大きくていろいろな形の雲がたくさん浮かんでいます。すばらしかったです。
それに比べて緑の草原は家畜の糞だらけ!糞のないところなんて無い!乾燥地帯なので臭くは無いのです。
ただ、風で舞うのは砂か糞か・・・・・両方でしょう。後は大小の穴が無数にありました。小鳥やリス、ねずみのお家でしょう。

以下の写真はクリックすると拡大します

 

宿泊施設
9泊のうちホテル2泊(ウランバートル)、温泉つきゲル2泊、サバイバルゲル5泊。ホテルは台湾とか北京とかの一般的なホテルと同じくらい。
温泉つきのゲルは一箇所はぬるくて寒い温泉、もう一箇所は熱くて入れない温泉と両極端でした。
しかしこれらはトイレもきちんとしているしスタッフもいるので比較的快適でした。
サバイバルゲルはすごいです。シャワーは昔の海の家にあるのよりひどいです。
足元の踏み板を左右交互に踏むと上から水が出るしくみになっています。
一回入ってやめました。水なんだもん。
トイレもすごい。田舎者の私もびっくり!コの字型の掘っ立て小屋に穴を掘って上に板を2枚置いたという超簡易トイレ。
扉なんかありません!みんなここで用を足します。
朝晩の涼しいときは快適?だけど昼間は最近とんとお目にかからない金バエだか銀バエがむらがっているのです。
自分が用を済ませた後は砂をかけないとだめです!みんな大人なのにわかってない。
ゲルっていうのは丸く組み立てた木の骨組みにフエルトを巻いてさらに布をかけたモンゴルの遊牧民のお家です。
部屋の真ん中に薪ストーブを置き、そのまわりに家具(ベット、箪笥など)を置きます。
ストーブの煙突は家の真ん中に突き出しています。
ストーブの燃料は枯れ木と乾燥した家畜の糞です。火持ちがいいんです。燃やしても臭くないです。

エーデルワイスホテル

温泉ゲル

サーバイバルゲル

右端からトイレとシャワー室

 

動植物
私は植物観察に行ったのでいろいろなものを見ることができました。
とはいえ名前はよくわからないので、○○に似ているとしか言えません。
写真をたくさん撮ったので近いうちにアップさせます。
動物もたくさんいました。家畜の馬、牛、羊、ヤギ、ヤク、犬は遊牧民が飼っています。モンゴルの人口の10倍いるそうです。
良く見かけたのは「地リス」です。車が通るとびっくりするのかターっと目の前を駆けていきます。
ねずみ、タルバガン、ナキウサギなどもいるらしいのですが見かけませんでした。
水辺には鴨、カラス、わし、とんび、つるなどが見られました。
ガマは探せませんでした。高地なのもあるし、季節的に東京で言う3〜4月なので・・・。残念

総勢11人(男8、女3)のうち釣り目的の人が9人だったのでそれらの人は朝から晩まで釣り三昧かなりたくさん釣れました。
タイメン(イトウ)、レノック、グレーリィングといったマス科の魚たち。
レノックはバターで焼いて野草のソースをかけて食べたら最高なのです。
タイメンもいただきましたが調子の悪い日で味はわかりませんでした。(釣関連は別途アップします)

 

食べ物
ロシアの影響をうけています。
朝は卵料理にパン、お茶の簡単なもの。お昼はすごい!食べきれないほど出てくる出てくる。
スープに牛肉、羊肉、?肉、じゃがいも料理、米料理・・・・・食材は韓国、中国からの輸入品がほとんどなので冷麺みたいなのや湯葉みたいなのもでました。
夜はまた質素なんです。1〜2品でおしまい。ちょっとさびしい。
乳製品は近所の遊牧民からわけてもらったヨーグルト(これが舌がしびれる)、チーズ(あまり味のない硬い豆腐みたいなもの)も食卓にのぼりました。
ヨーグルトはおいしかったです。
チーズはもともと好きじゃないのでほとんど食べませんでした。
変わったところでは馬乳酒という低アルコールの飲み物(ちょっと酸味が)。羊の乳のミルクティー、などなど。
毎日羊料理かと心配していましたが牛肉のほうが多かったです。
野菜は出してくれましたがモンゴルではほとんど作っていないそうなので高級食材なんでしょうね。

 

乗馬
釣りをしない私のメインの行事でした。二日間でかっこよく乗れる?はずでしたが二日目で落馬をして非常に痛い目に遭いました。
(尻から落ちたので歩くのがつらくて、トイレがしんどくて・・・)
私が落ちたのを見ていたみなさんは次の日乗馬をキャンセルしました・・・・。
運が良かったのは次の日から少しずつ歩けたのと、帰りの数百キロの道のりを車で帰って来れたことです。
落ち方がうまいと言われましたが、うれしくはないですね・・・。
帰国してレントゲンを撮ってもらって骨に異常はなかったので一安心!落ちたから言うわけではありませんが、初心者にはモンゴルで乗馬することをあえて勧めません!行った先がどの程度乗馬のシステムを整えているかわからないからです。
草原とはいえあちらこちらで岩が飛び出しているわけですから運が悪ければそこに頭をぶつけてそれっきり・・・なんてことも無きにしも非ず。

 

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