活動記録
 
 
     
  多摩森林科学園と多摩御稜を訪ねて  
竹林 英雄(41年卒)
森林科学園森の科学館 佐野の桐ケ谷
 
平成の時代から令和の時代へと変わる、この時期に幹事の高橋君が企画したハイキングコースは彼の先見の明があったのか、あるいは単なる偶然なのか定かではありませんが、とに角ピッタリの企画になりました。
当日、4月13日は前々日の強風が吹き荒れた荒天から一転して高気圧が日本列島のど真ん中に居座る春爛漫の好天になりました。
メンバーは高山さん、白川さん、高橋さん、と私の4名。常連の増田さん、矢ヶ崎さん、守永さん等は都合が悪く欠席となり、一抹の寂しさはありましたが元気に高尾駅に集まりました。
 
女坂 三島の野々宮
 
先ずは駅から歩いて10分の多摩森林科学園へ。ここは保存林として伝統的な栽培品種や名木、学術的に貴重な種類等、500栽培ライン、総数約1500本の桜が植栽されています。
数日来の花散らしの強風で花が残っているか心配でしたが、どこも満開の状態で十分に楽しめる状況にありました。園内2キロ半を2時間程かけてゆっくりと歩きました。
中に里桜の一種である御車がえしとか市原虎の尾とか、お洒落な名前がついた桜が数多くあり色々と勉強になりました。
途中、山頂で谷底に向かって花びらの桜吹雪、谷間のヤマブキの黄色の花と相まって、まるで蛍が舞っている様な素晴らしい光景でした。
入口に戻ってここで昼食休憩。一息ついて多摩御稜に向かいました。
 
遠見通りの枝垂桜 ミツバツツジ
 
多摩御稜はここから歩いて15分の所にあります。大正天皇、貞明皇后、昭和天皇、香淳皇后の各4御稜があります。
広々とした入口、多くの木々に囲まれた広大な敷地、静寂な環境のもとにお静かに眠っておられます。
往きの砂利道の一番奥に大正天皇の御稜があり4御稜共に鳥居をお持ちになっております。
そこをくぐって前方へ。勿論、中へは入れませんが御稜の前で令和の時代の平和が訪れる様に祈りつつ、二拝二拍手一拝の参拝を終えました。
 
大正天皇陵 昭和天皇陵
 
帰りは西八王子駅まで3、4キロ遊歩道を歩きます。
御稜の入口を出ると橋があり、その下の南浅川の浅瀬で小学生4,5人でたも網を使ってヤマベかオタマジャクシを捕まえようとしています。
この姿は正に私の幼い昔の姿です。高山さん曰く、この小学生達が釣り好きになって繋がって行くのでしょうね。晴天のもと健康的な一風景でした。
南浅川の両岸は満開の桜が咲き誇っていました。
水森かおりの演歌、高遠さくら路に勝るとも劣らない、多摩御稜さくら路です。
桜も染井吉野、オオシマ桜、山桜、八重桜と、濃いピンク、薄いピンク、白、と色とりどりで私達を楽しませてくれました。
 
南浅川沿いの遊歩道 打上げ会
 
満開の桜を満喫しての1時間は、あっと言う間でした。
高橋君の計算では今日1日の歩いた距離は9キロ以上との事でした。
最後に八王子で打上げビールで乾杯。学生時代の思い出話に今度は花を咲かせました。
最後まで桜づくしの楽しい一日でした。幹事の高橋君有難うございました。

 

     
 

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