活動記録
 
 
     
  KFC春のハイキング
〜 西丹沢で春の花々を楽しむ 〜
 
村上 潤(48年卒)
毎年春のハイキングは、桜を代表とする春の花々の時期に合わせてコース、日程を決めています。
今回は、西丹沢の麓にあるしだれ桜の里、寄(やどりき)をスタートし、富士山展望の名所の高松山周辺で春の花々を楽しむハイキングです。
 
参加者は、神明(39)、高山(40年)、増田(40年)、
山本(40年)、竹林(41年)、瀬戸(43年)、堤(47年)、
白川(48年)、村上(48年)の9名です。(敬称略)
 
当初計画の4月5日(月)は雨予報が出てしまったため、予備日の翌6日に繰り延べ実施となりました。
ところが朝起きると、止んでいるはずの雨が霧雨として残っていて、果たして実施できるのかと一人危ぶんでいました。しかし、そこはKFC、過去、幾度もの雨中の釣りで、耐水力が鍛えられているだけあって予定どおり、全員、何事もないかのごとく小田急線新松田駅に集合したのでした。
かくして、KFCハイキングでは初の雨中実施となり、結局、天候が回復したのは昼過ぎとなってしまいましたが、行きかうハイカーもほとんどなく、近年では珍しく静かな雰囲気が味わえるハイキングとなりました。
 
 
3月下旬に低温が続いた影響で、まだ5分咲き程度のしだれ桜の中をしばらく歩き、高松山登山道の入り口に到着。大きな案内板地図の前で、幹事の増田さんを中心にコースの再検討です。
この地に明るい山北町在住の瀬戸さんの心強いアドバイスもあり、高松山までの登山路はこの雨で足場が良くないだろうし、頂上からの富士展望も無理なので、高松山はパスすることに決定。足場の良い安全な林道を行くことに変更となりました。
林道と言っても、由緒ありそうな虫沢古道という名の付いたのどかな里山風景の中を歩く趣のあるコースです。

途中、ヤマメが釣れそうな虫沢川沿いは、菜の花やタンポポなど春の花々で満ち溢れ、ヤマブキやスミレも満開、ところどころに点々と咲く桜の花も靄にかすみ、普段の花見ではなかなか得難い風情がありました。
幹事の増田さんは、雨の中での昼食場所を懸念されていたようですが、幸いなことに最後の集落にある公民館の軒を拝借でき、早めながら快適に昼食をとることができました。
 
 
昼食後、墨色がかったピンクの珍しい薄墨桜(と地元の方が説明してくれました)を鑑賞、そして緩やかな登りの開始です。
道端には、天ぷらにすると美味しそうな山菜も数多く見られ、食べられるニリンソウとよく似たトリカブトの見分け方などの講釈等々、会話も楽しく、1時間程で海抜569mの尺里(ひさり)峠に到着、今回の行程で最高地点です。
 
 
そこからは黄色やピンクの花々を眺めながら一旦里山に下ったあと、登りを1時間弱で海抜550mの
最明寺史跡公園に到着しました。ここは春の花の名所で、桜、レンギョウ、モクレン、花桃など色とりどりの花が丁度満開となっていました。
そして4時過ぎにはゴールの新松田に到着。参加者が楽しみにしている恒例のお疲れさん会は、この地で30年前に勤務していた白川さんが、当時よく通ったという馴染みの寿司屋。彼は店主と感動の再会を果たしたのでした。
 
 
今回は、あいにくの天候となってしまいましたが、適切なコース変更のおかげでトラブルもなく時間通りゴールに到着。私の歩数計は3万歩と今年最高値を記録した健康的な一日となりました。

 

     
 

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