南房総白浜沖「ハタ・ヒラメ釣行」 | |||||||
井 宏元(H6年卒) | |||||||
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「ヒラメ 40」…どうやらアタリがあってから食い込むまでに「40秒」もかかるらしい。釣り慣れている太刀魚の餌釣りもそこまでかからない。ジギングなんかはもっと勝負が早い。餌の活きイワシをどのように喰うのか?孫バリはどのようにセッティングすればよいのか?…宴会時に先輩方からアドバイスを頂くが、流儀がいろいろあるようで、結局は釣りながら自分の流儀を見つける、という結論に至った。 |
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次なる引き出しは「餌の演出」。ジギングでは活性に合わせてジグの移動速度を調整する。活性が低い時には速度を落とした弱々しい演出が有効だ。このイメージを活きイワシに展開しよう。 元気すぎないイワシ、控えめなイワシ、…そこで参考にしたのは前日の宴会で松永さんから教わった「おしゃべりなイワシを黙らす方法」。 どうやら元気なイワシはおしゃべりなので、自分が餌だとヒラメに言いふらすそうだ。釣り人に引っかかるな、と。冗談が半分入っていたのかもしれなかったが、妙に納得した私はこの「黙らす方法」を密かに試してみようと画策していたのだ。 方法は簡単で、親バリをイワシの上顎と下顎を合わせて貫通させるだけだ。こうすると口が開かないので「しゃべれない」というわけだ。 この親バリで口を塞ぐセッティングと、さらに鱗も半分くらい取って孫バリを腹ビレにセットすることで「控えめで弱ったイワシ」とし、投入するとすぐにアタる。今度は40秒もかからずに向こう合わせでしっかりとフッキング、竿が大きくしなる。イメージ通りに喰ってくれた。 |
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